12月は晩冬で、師走(しわす)、蝋月(ろうげつ)ともいわれ、本格的な冬の到来。
寒風に草木は枯れ、残り少なくなった木々の枯れ葉も
すっかり落ち「ひゅうひゅう」と虎落笛(もがりぶえ)が
聞こえてきます。
北国では氷柱(つらら)や霧氷(むひょう)冬ならではの
美しい風景が見られます。
- 【 埋火 】(うずみび)
- 【 薄氷 】(うすごおり)
- 【 風花 】(かざばな)
- 【 関 】(かん)
- 【 閑居 】(かんきょ)
- 【 寒燈 】(かんとう)
- 【 去来 】(きょらい)
- 【 月迫 】(げっぱく)
- 【 木枯し 】(こがらし)
- 【 猩々 】(しょうじょう)
- 【 除夜 】(じょや)
- 【 陣太鼓 】(じんだいこ)
- 【 水仙 】(すいせん)
- 【 煤払 】(すすばらい)
- 【 聖夜 】(せいや)
- 【 昔年 】(せきねん)
- 【 千秋楽 】(せんしゅうらく)
- 【 短日 】(たんじつ)
- 【 冬至粥 】(とうじがゆ)
- 【 年忘れ 】(としわすれ)
- 【 白雁 】(はくがん)
- 【 初氷 】(はつごおり)
- 【 聖 】(ひじり)
- 【 氷花 】(ひょうか)
- 【 無事 】(ぶじ)
- 【 札納 】(ふだおさめ)
- 【 冬木立 】(ふゆこだち)
- 【 不老門 】(ふろうもん)
- 【 冬篭 】(ふゆごもり)
- 【 蓬莱 】(ほうらい)
- 【 昔語 】(むかしだたり
- 【 暦日 】(れきじつ)
- 【 如矢 】(やのごとし)
- 【 雪踏 】(ゆきふみ)
- 【 養老 】(ようろう)
- 【 その他 】
【 埋火 】(うずみび)
灰の中に入れた炭火。燃え尽きにくくしたもの。
【 薄氷 】(うすごおり)
薄く張った氷。うすらひ。
【 風花 】(かざばな)
初冬の風が立って雪または雨のちらちらと降ること。
【 関 】(かん)
禅語。『雲門の関』として有名な公案です。関所/関門/玄関、入り口のこと。人間は、人生を歩んでいく過程で、いろいろな関門を通過します。一度、雲門の関を通過してしまえば、東西南北と自由自在の境地である。
【 閑居 】(かんきょ)
世俗を逃れて心静かに暮らすこと。
【 寒燈 】(かんとう)
寒い夜のともしび。ものさびしい灯火。
【 去来 】(きょらい)
去ることと来ること。行ったり来たりすること。
【 月迫 】(げっぱく)
月末に差し迫ったこと。また、そのころ。月末。多く12月にいう。
【 木枯し 】(こがらし)
秋から初冬にかけて吹く、強く冷たい風。
【 猩々 】(しょうじょう)
能の演目である五番目物の曲名『猩猩』が有名である。真っ赤な能装束で飾った猩々が、酒に浮かれながら舞い謡い、能の印象から転じて大酒家や赤色のものを指すこともある。
【 除夜 】(じょや)
1年の最後の日。中国語では「除夕」と呼ぶ。日本における大晦日という慣習は、日本文化に古くからある「歳神様」(としがみさま)、または「歳徳様」(としとくさま)への信仰に基づく儀礼から生じており、これらは歳徳神などとも呼ばれるその年一年間を司る神様である。
【 陣太鼓 】(じんだいこ)
軍陣で、軍勢の進退を指示し、士気を鼓舞するために打った太鼓。軍鼓。古代より、鉦(かね)とともに用いられ、奈良時代、軍防令(ぐんぼうりょう)には、各軍団ごとに角笛とともに鼓(太鼓)2面を置くと規定され、また即位式の式官の陣の参集の合図に用いられた。
【 水仙 】(すいせん)
早春に花を咲かせる春を告げる球根植物のひとつです。白と黄色以外にピンクや緑、オレンジなど、色とりどりの花が咲きます。
【 煤払 】(すすばらい)
日本で正月の神を迎えるために、屋内の煤ほこりを払い清めること。一二月一三日に行う所が多く、厄払いの意味があった。
【 聖夜 】(せいや)
キリスト生誕の前夜にあたる一二月二四日の夜。クリスマス前日の夜。
【 昔年 】(せきねん)
むかし。いにしえ。昔時。
【 千秋楽 】(せんしゅうらく)
複数日にわたって同じ演目を行う興行において、「最終日」を指す業界用語。縮めて楽日(らくび)や楽(らく)ともいわれる。本来は江戸期の歌舞伎や大相撲における用語だったが現在では広く演劇や興行一般で用いられている。
【 短日 】(たんじつ)
冬の昼間の短い日。
【 冬至粥 】(とうじがゆ)
冬至に食べる小豆あずき粥。疫鬼を払うという。
【 年忘れ 】(としわすれ)
年の暮れに、その年にあった苦労を忘れること。
【 白雁 】(はくがん)
カモ科の鳥。くちばしと脚が桃色、風切り羽が黒色のほかは全身白色。
【 初氷 】(はつごおり)
その冬に初めて張った氷。
【 聖 】(ひじり)
その道で優れた人。世の模範と仰がれる、知徳の高い人。
【 氷花 】(ひょうか)
植物などに水分が氷結し、白い花のようになること。
【 無事 】(ぶじ)
これは、『臨済録』にある「無事是貴人」(ぶじこれきにん)の無事であり、表面的には文字どおり、何事もないこと、無事息災という意味です。しかし禅では全てのはからいを捨てて、外に向かって求める心を断ち切った境地のことを「無事」という。
【 札納 】(ふだおさめ)
年末に、その年のお札を社寺に返納すること。
【 冬木立 】(ふゆこだち)
冬枯れの木立。葉を落とし、さむざむとした木立。
【 不老門 】(ふろうもん)
「不老門」とは、王の不老長寿を願う意味で、その門をくぐると年をとらないと言われている。
【 冬篭 】(ふゆごもり)
冬の間、寒さを避けて家や巣の中にこもって過すこと。
【 蓬莱 】(ほうらい)
中国の神仙思想に説かれる三神山の一。東方海上にあり、不老不死の薬を持つ仙人が住む山(蓬莱山)。
【 昔語 】(むかしだたり
過去の思い出話。
【 暦日 】(れきじつ)
年月の経過。また、こよみ。
【 如矢 】(やのごとし)
月日の過ぎていくのは、飛ぶ矢のように早い。 歳月のたつのが早いことのたとえ。
【 雪踏 】(ゆきふみ)
道に積もった雪を踏みかためること。また、その作業。
【 養老 】(ようろう)
老人をいたわり世話すること。また、老後を安楽に送ること。
【 その他 】
【不老門/ふろうもん】【叩鉢/はちたたき】
【寒菊/かんぎく】【巣籠/すごもり】
【冬籠/ふゆごもり】【囲炉裏/いろり】
【雪踏/ゆきふみ】【如矢/やのごとし】
【鉢木/はちのき】【雁木/がんぎ】
【冬晴/ふゆばれ】【冬の山/ふゆのやま】
【冬栄/とうえい】【寒山路/かんざんじ】
【年の瀬/としのせ】【朧月/ろうげつ】
【焚火/たきび】【暦日/れきじつ】
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